新型コロナワクチンの効果(中和抗体)

ワクチンを接種することで感染を予防する「中和抗体」が作られ,これを調べることでワクチンの効果を予測できます.

鹿児島県の病院でファイザー製ワクチン(コミナティ)を2回接種した同院の医療従事者に抗体検査を実施しところ,検査に応じた810人全員が感染防止に関わる「中和抗体」を持っていたと報告がありました.

感染を防ぐのに十分と推定される中和抗体の濃度(AU/ml)の基準値約4,000AU/mlと比較すると、810人の平均値は7857 AU/mlで約1.9倍も高かったそうです.

当院でも接種した職員の中和抗体を調べたところ,全員11,000AU/ミリリットル以上と高い数値でした.今回のワクチンは保存や調整方法が難しいですが,効果が出ているので安心しました.ただ,1回の接種では十分な量の抗体は作られないので,2回接種が必要です.

当院でも6月から新型コロナワクチン接種を行っています.市の予約システムからお願いします.

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