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漢方診療

健やかな日常のために

乳がんでは、女性ホルモン(エストロゲン)の産生や働きを抑えるホルモン療法を行うため、副作用として更年期症状(ほてり、汗がでる、倦怠感など)が起こります。また、抗がん剤では、食欲低下、倦怠感などが起こります。がんを治すために必要な治療ですが、副作用により、続けられない患者さんもいます。漢方薬は、体質・体調を整えて、病気への抵抗力を上げて体の自然治癒力を高めます。そのため、漢方薬を併用することで、がんの治療も続けやすくなります。長年、がんの治療に関わっていく中で、漢方薬の必要性を強く感じました。
漢方薬の良いところは、その方の体格、体調、年齢などに合わせて、薬が変わることです。風邪薬で有名な「葛根湯」は「麻黄(まおう)」という成分が入っており、発熱、頭痛、咳に効きますが、高齢者や心臓の病気のある方では、「心臓がドキドキする」ことがあります。そのような方には「香蘇散」という「麻黄」が入っていない漢方薬を使用します。
以下のような症状があり、漢方薬を希望される方は、ご相談ください。

・ほてり、汗が多く出るなどの更年期症状が気になる(更年期障害に関しては、プラセンタによる治療も行っています)
・肩こり
・疲れやすい。食欲がない。 
・その他、漢方薬を希望される方

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