ご挨拶
生涯のうち、女性の9人に1人が乳がんになると言われています。最近は、検診の普及や治療の進歩により、治る患者さんも増えていますが、他のがんに比べ、40代後半から50代前半の比較的若い世代に多く、不安を抱いている方も多いと思います。また、インターネットの普及により、色々な情報をすぐに得ることができ、便利な反面、かえって不安になってしまう事もあります。
群馬大学医学付属病院、埼玉県立がんセンター、太田記念病院と色々な病院で働いた経験を生かし、正しい知識を伝え、不安をやわらげ、乳がんの早期発見に努めていきたいと思います。
今回、乳がんの早期発見のために3Dマンモグラフィを導入しました。CTのようなスライスの画像をつくることが出来るため、従来のマンモグラフィ(2Dマンモグラフィといいます)より優れています。初診の方には3Dマンモグラフィを行うようにしています(保険診療上、加算なく、患者様の支払いは変わりません)。また、自費検診でも追加料金なく3Dマンモグラフィを行っています(市の検診では通常の2Dマンモグラフィとなります)。
女性に多い甲状腺疾患の診療や、更年期障害などに対する漢方を用いた治療を行っています。お気軽にご相談ください。
学歴、職歴
1992年 山梨医科大学(現 山梨大学医学部)卒業
1992年 群馬大学・第二外科入局
1996年 埼玉県立がんセンター・乳腺外科
1997年 群馬大学大学院医学系研究科入学
埼玉県立がんセンター研究所で研究し、学位取得
2001年 群馬大学医学部付属病院・乳腺内分泌外科
2006年 埼玉県立がんセンター・乳腺外科・医長
2009年 埼玉県立がんセンター/乳腺外科・副部長
2012年 SUBARU健康保険組合太田記念病院・乳腺外科・部長
学会、資格、役員
日本乳癌学会・乳腺専門医・指導医
日本外科学会外科・専門医・指導医
検診マンモグラフィ読影認定医(AS)
乳がん検診超音波検査実施・判定医(A)
日本乳癌検診学会・評議員
日本乳腺甲状腺超音波医学会・評議員
日本東洋医学会・会員
施設基準に関する情報
当院で届出をしている施設基準や、掲示が必要な項目です。
・がん治療連携指導料
・情報通信機器を用いた診療
・医療情報取得加算(2024年6月から。旧、医療情報・システム基盤整備体制充実加算)
・ベースアップ評価料(Ⅰ)(2024年6月から)
・医療DX推進体制整備加算(2024年6月から)
・生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)
・一般名処方加算
学会の班研究
2008-2009 日本乳癌学会 第14回「乳癌術前化学療法の病理学的効果判定基準の妥当性に関する研究」
2010 日本乳腺甲状腺超音波医学会「超音波検査による乳がん術前化学療法早期判定基準の有効性に関する研究」
主な自筆論文
- Yoshida T, Takei H, Kurosumi M, et al., True recurrences and new primary tumors have different clinical features in invasive breast cancer patients with ipsilateral breast tumor relapse after breast-conserving treatment. Breast J. 16: 127-33, 2010
- Yoshida T, Takei H, Kurosumi M, et al., Ipsilateral breast tumor relapse after breast conserving surgery in women with breast cancer. Breast 18: 238-43, 2009
- Yoshida T, Eguchi H, Nakachi K, et al., Distinct mechanisms of loss of estrogen receptor alpha gene expression in human breast cancer: methylation of the gene and alteration of trans-acting factors. Carcinogenesis 21: 2193-2201, 2000
- Takashi Yoshida, Yukio Koibuchi, Jun Horiguchi, et al., Diffuse Sclerosing Variant of Papillary Thyroid Carcinoma:A Case Report. THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 56: 237-239, 2006
- Takashi Yoshida, Takao Yokoe, Masaaki Takeshita, et al., Thyroid Carcinoma with Internal Jugular Vein Thrombus: Report of a Case. THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL 53: 315-318, 2003
- 吉田 崇, 後藤與四成, 崎山香奈, 他:Paclitaxel, Bevacizumab併用隔週投与療法が長期奏効している乳癌術後癌性胸膜炎の1例. 癌と化学療法43: 1397-1400, 2016
- 吉田 崇, 木村盛彦, 後藤與四成, 他:乳癌術後に高カルシウム血症を契機に発見された悪性リンパ腫の1例. THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL64: 159-163, 2014
- 吉田 崇, 石川裕子, 武井寛幸:若年者乳癌に関する臨床病理学的検討.乳癌の臨床24: 15-21, 2009
- 吉田 崇, 鯉淵幸生, 堀口淳, 他:Trastuzumabとpaclitaxelの術前化学療法でpathological CRが得られたanthracycline抵抗性局所進行乳癌の1症例. 乳癌の臨床20: 153-157, 2005
- 吉田 崇, 堀口淳, 鯉淵幸生, 他:HER2陽性転移性乳癌に対するtrastuzumabとpaclitaxel併用療法の有用性の検討.乳癌の臨床20: 70-74, 2005
- 吉田 崇, 堀口淳, 鯉淵幸生, 他:HER2陽性転移性乳癌に対するtrastuzumab単独療法の有用性の検討.乳癌の臨床20: 75-78, 2005
- 吉田 崇, 堀口淳, 鯉淵幸生, 他:TrastuzumabとPaclitaxel併用療法でCRが得られた転移性乳癌の1症例.癌と化学療法31: 907-910, 2004
- 吉田 崇, 堀口淳, 鯉淵幸生, 他:術後17年目に左上腕軟部組織に再発をきたした乳癌の1例.乳癌の臨床18: 363-366, 2003