スギ花粉は関東では2月10日頃より飛び始めるようです。
花粉症の治療は、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)から始めます。花粉が飛ぶ前から飲んだ方が、症状が軽くなります。抗アレルギー薬だけで不十分な場合は、鼻噴霧用ステロイド剤を併用します。鼻閉(鼻づまり)がひどい場合は、抗ロイコトリエン薬などを併用します。漢方薬では、鼻水が多い場合は小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、鼻づまりがひどい場合は葛根湯加川芎辛夷(かこんとうかせんきゅうしんい)が効果があります。
私も30年来の花粉症なので、抗アレルギー薬とロイコトリエン受容体拮抗薬の2剤を飲んでいました。鼻づまりがひどいときは葛根湯加川芎辛夷を飲むと良くなりました。現在は、舌下免疫療法を受けています。これを行うと花粉症の症状が軽くなります。ただ、花粉の飛んでいない時期から始めて3~5年間続ける必要があります。
花粉症の薬の処方もしていますので、お気軽にご相談ください。