更年期障害と甲状腺疾患

更年期とは、閉経の前後5年間、計10年間を言います。この時期に女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量が急激に減ってくることによりあらわれる多種多様な症状を更年期症状といいます。症状が強く、生活に支障が出る場合は、治療を行います。当院ではホルモン補充療法は行いませんが、漢方薬、プラセンタ注射を行います。

甲状腺の病気は女性に多く、更年期と似た症状が出ます。更年期症状かと思って受診したら、甲状腺の病気だったと言うこともありますので、甲状腺の検査(血液検査、超音波検査)も行うようにしています。

症状
更年期症状    のぼせ、異常発汗、イライラ、肩こり、疲れやすい、頭痛や腰痛など
甲状腺機能亢進症動悸や頻脈、汗が多い、暑がり、微熱、体重減少、手のふるえ、イライラする、下痢、倦怠感など
甲状腺機能低下症顔や手足のむくみ、寒がり、体重増加、便秘、声がかすれる、倦怠感など

関連記事

  1. 花粉症

  2. 乳がん検診の利益(メリット)

  3. 冷え症(性)と漢方

  4. 10月はピンクリボン月間(2)

  5. 更年期障害への漢方薬、プラセンタ注射について

  6. 9人に1人

PAGE TOP